記念すべき年を締めくくるにふさわしい例会になるべく一年を振り返る設えを情報交流委員会らしく、これまでに撮り溜めた写真を多く使った映像やアルバムを制作し、例会前、例会中とみんなで一年を振り返ることができました。

本年度、(社)甲府青年会議所は創立60周年という記念すべき年を迎え、山の都の発展のため、また、会員の能力向上のため、様々な事業を例年以上に行なって参りました。
　会員全員が一丸となって行なったそれらの事業を振り返り互いの活動をたたえ合い、理事長総括と次年度理事長へのプレジデンシャルリース伝達をもって本年度を締めくくり、会員それぞれが次年度の活動へ新たな気持ちを持つことができるよう、本年度最後の例会を開催いたしました。

会場では2011年度の会議体、委員会ごとに着席し共に活動している仲間から来年度の理事会構成員が登壇。つづいて委員長予定者においては登壇後、一年の意気込みを一言発表。まだまだ不慣れながらも気持ちを全面に出している姿が強く印象に残りました。
また、この例会開催にあたり、事前に会員に例会資料を配信し事前アンケートを用意。会員からより多くの意見や質問が出て来年度に期待し、各々が志を高く持っていることがわかりました。

会員の志しが来年度へ向けられるこの例会が終わると、いよいよ２０１１年の例会は来月の例会２回を残すのみとなりました。例会後には今年度の委員会、会議体ごとに写真撮影が行われ、「卒業式」と「アワード・納会」を楽しむためにも再度モチベーション高くなったことでしょう。

講演会の前半30分は第一部として、講師単独の講演｢大人が変われば子どもが変わる哀川翔流子育て論｣、 後半30分を第二部として、｢未来にSuggestion｣を参考文献にして、塩澤清司郷育フォーラム2011実行委員長との対談｢きょういくから郷土を育もう郷育対談｣を設けました。

講演会終了時に、質疑応答の時間を設け、その後講演を聞いた来場者一人ひとりが未来へ向けて決意を新たにした想いを、未来へPromise資料にある決意表明記入箇所に一人ひとりに記入してもらい、回収させていただきました。多くの方が前向きな取り組みを記載いただけました。誠にありがとうございます。
また、メインフォーラムのエンディングでは、山の都未来の担い手郷育委員会による思いやり満開プロジェクトの活動を映像で放映し、若者と青少年の代表者による｢山の都の未来｣を発表しました。

大人が子どもを思いやるこころに着目し、大人が変わり子どもが変わっていくことから、山の都が思いやり溢れる郷土(ふるさと)へと進化していく一助となることが出来るものだったのではないでしょうか。多くの子供や大人の笑顔が印象的でした。

山梨県内にお住まいの1000名の方から｢あなたの心を 歌にして 山の都に つたえよう｣ と題し、大切にしていかなければならない想いを集めるアンケートを行ってきました。内容は、同じ地域に住む人とのふれあいの中で、心からありがたくおもった事、また逆にとても悲しく感じてしまったこと、あなたの考える理想のまちの人々などです。そこでいただいた言葉を集め｢大切な想い集｣として纏めました。それを基に地域の方と大切にしていかなければならないものは何なのか?デッスカッションをおこない、それらの言葉を基に山梨県出身の清田愛未さんに作詞作曲を依頼し完成した歌が｢ミチシルベ｣です。

1981年国際障害者年をきっかけとし｢山の都ふれあいコンサート｣は生まれました。31回にも及ぶ、ふれコンでは障害者と健常者との枠を越え、共に考え、ふれあい、互いに創り出すことの素晴らしさをコンサートを通じ分かち合ってきました。障害のある人もない人も住み慣れたこの｢山の都｣で相手を思いやる心を持ち、行動する。そんな地域を目指し多くの地域住民の方に、歌やミュージカルを通じ、参加者同士心のふれあいを体感していただき、本当の意味での思いやりの心を会員が一丸となり開催いたしました。

会場では、各委員会の関わってきた事業参加者、対象団体に動員のご協力をしていただくことで参加者の拡大に繋がり多くの参加者に思いやりの心を幅広く発信することが出来ました。
歌詞が記載されているパンフレットを配布することで、会場が一丸となって大合唱することができ、歌を通じて思いやりの心を感じ育み伝えていくことになったのではないでしょうか。

特に、以前から練習してきた手話を交えた合唱発表は、障害者との距離が近づき当日の合唱を共に創り上げ達成感を共有でき、心の壁をなくす効果があったと思います。
会員、道徳事業合唱隊、ふれコン合唱隊が一体となり、道徳事業で完成した歌をステージにて合唱することにより、共に創り上げた歌で感動を共有しあえ｢愛と思いやり｣の心の重要性を幅広く発信するきっかけになったと思います。また、来場者の方々も一緒に合唱することにより｢山の都｣の大切な心を共有し合え、感動を共にし今後の行動に繋げることが出来た例会だったと思います。

本例会は郷土を愛する心をしっかりと持っていただくことを目的とし、手法として郷土の魅力体験型例会を開催いたしました。
本例会は人と人との繋がりが大切なことを伝え、郷土を愛する心を確立することを目的とし、この達成には、知ること、感じることが必要と考え公園内という小さい枠のなかではありますが、ミニツアー的な要素を取り入れ体験型例会を行いました。

スポーツブースにて地元クラブとのふれあい、自然ブースにて山梨は星の名産地、ホタルが生息できる環境整備された地域であることを参加者が知り、今後地域のために活動するための一助になれたと思います。 食ブースにおいて、郷土料理を試食していただくとともに、食文化、歴史を知ることにより、郷土への理解と愛着を深めることが出来たと思います。

まとめ発表で｢郷土の様々な魅力は人によって支えられている、育てられている｣、そんな｢人と人とのつながりが大事｣ということを発表。設営した各ブースで誰もが知っているものではありますが、身近で体験していただくことで郷土へのより一層の愛着が育まれ、各種団体の協力を得て委員会が説明したことで、新たな気づきを生むことができたのではないでしょうか。参加者に各ブースをまわっていただいた中で、多くの参加者から笑顔が溢れていたのが印象的でした。また、｢ヴァンフォーレをもっと応援する｣、｢星が好きになった｣、｢自然を大切にしていきたい｣等の意見をいただき、郷土を愛する心をしっかりと持っていただけたと感じました。本例会によって、郷土を愛する人々で満ち溢れる｢未来に誇れる山の都｣に近づくことが出来たと思います。

▼会場の様子と開会宣言。
豪華な設えの会場に厳粛に始まりました。

▼新入会委員の登壇の様子と代表者の宣誓。
新入会員はいささか緊張の面持ち。代表者は理事長にこれからのJC活動における決意を宣誓しました。

▼理事長より激励をいただき集合写真撮影。
これからの新入会員への期待をこめた言葉。新入会員も幾分緊張が取れてきました。

▼引き続き行われた出向者の報告。
紹介された代表の面々は堂々としています。各々が感じた経験を皆に報告。
今後の会員の活動の参考となったことと思います。
 

▼質疑応答後、閉会宣言。
新入会員だからこそ純粋な質問ができました。あっというまの例会。有意義な時間となりました。

大会参加を通じて、山梨ブロック協議会の活動の成果を確認するとともに各地青年会議所会員と交流しLOMの状況や活動などの情報交換を行いました。